根上建築が実際に手がけてきた注文住宅の施工事例をご紹介します。今回は狭小地を利用した耐火性にも優れた高性能な自然素材の家、豊橋市「錦の家」です。

お施主様は20代のご夫婦で、結婚を機にマイホームの購入を検討。奥様のご実家の土地に空いたスペースがあったので、こちらを上手く利用して家を建ててみたい、と考えられたそうです。

家づくりについて調べようと、“豊橋”、“狭小地”、“狭小住宅”といったキーワードを元にしてウェブ検索をしていたところ、根上建築を見つけてくださったとのこと。誠にありがとうございます。

限られた空間を活用するために、窓を大きくしたり、吹き抜けを設けたりして、太陽の光がたっぷりと入るように工夫をこらして、明るい住まいの空間を実現しました。

豊橋市「錦の家」は、狭小地の利用といった以外にも、大きなポイントがあります。こちらの地区が、準防火地域である点です。準防火地域では、万が一火災が起きても建物が簡単に延焼しないような対策が必要になります。

そのため、外壁にはセメントをベースに繊維を配合した仕上げ材のサイディングを採用。2階には網入りガラスを設置するなど、耐火性にも十分な配慮がなされています。

また、お施主様のご要望にお応えして、各種の住宅性能の基準を満たしている長期優良住宅でもあります。コンパクトながらも、内観にはスギやマツといった無垢材をふんだんに採用した高性能な自然素材の家が完成しました。

次回はさらに豊橋市「錦の家」の大開口のあるリビングダイニングやキッチン、パントリーなどの内観を詳しくご紹介していきます。

【関連記事】
「防火地域と準防火地域について」
https://negamikentiku.co.jp/archives/newblog/3972.html
「長期優良住宅について」
https://negamikentiku.co.jp/archives/newblog/3007.html