前回(https://negamikentiku.co.jp/archives/newblog/4227.html)に引き続き、根上建築が実際に手がけてきた注文住宅の施工事例として、狭小地を利用した耐火性にも優れた高性能な自然素材の家、豊橋市「錦の家」をご紹介します。

今回は、大開口のあるリビングダイニングやキッチン、パントリーなどの内観を詳しくお伝えしていきます。

耐火性に優れたダークグレーのサイディングでおまとめした外観。内観は、スギやマツの無垢材、自然素材の漆喰(しっくい)などをふんだんに採用しています。

玄関の扉は、光が入って来やすいように中央部分に網入りの曇ガラスがあるものを設置。収納棚の上部にも、横長の小窓を取り付けて、採光に十分な配慮をしているのも大きな特徴です。

狭小地を活用したコンパクトな住宅の場合には、近隣の住宅の窓の位置を確認し、相互のプライバシーを守りつつ、室内に太陽の光がたくさん入るように設計する必要があります。

豊橋市「錦の家」では、リビングダイニングに大開口部を設けて、明るさを確保。また一部分を吹き抜けにすることで、2階から1階へと光が降り注ぐようにプランニングしてあります。

キッチンはリビングダイニングを見渡せるスタイルに。フラットなIHクッキングヒーターなので、お掃除も簡単です。キッチンの隣には奥行きに余裕のあるパントリーも。さらに階段下を利用した収納もあるので、生活空間が物で溢れる心配もありません。

パントリーの先には勝手口があり、スムーズに裏庭へと出られるような動線を考慮した間取りに。こちらの扉も網入りの曇ガラスのものなので、室内に明かりが入りやすくなっています。

今回はここまでですが、次回はさらに2階のウォークインクローゼットのある主寝室や2つの子供部屋など豊橋市「錦の家」を詳しくお届けします。