前回に引き続き、同じ広さ、つまり同じ延べ床面積だった場合の平屋建てと2階建ての住宅の違いについて、お伝えします。今回は、土地の形状や各種の性能などについても触れながら、ご紹介していきます。

東西に長くて、広い土地であれば、平屋建てが適しています。土地の形状に合わせて平行に、横長の平屋建てがオススメです。南側から太陽の光が沢山入るような住まいになります。

逆に考えると、南北に長くて、広い土地であれば、2階建てが適しています。このような考え方を一つの基準としてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、断熱性や気密性、耐震性、耐久性など性能面では、それぞれ厳密な計算をした上で設計しているので、特に違いはありません。

平屋建ての方が、2階からの荷重が掛からないので、2階建てに比べて、壁の部材の量が少なくなります。また外気と触れ合う外側の表面積も小さくなるので、その分、断熱材の量も少なく済みます。

ただ前回、お伝えしたように基礎部分の工事と部材の費用が掛かるので、同じ延べ床面積の場合には、平屋建ての方が2階建てに対して、全体的なコスト面では、約20~25%アップするような形となります。

もちろん、平屋建てか2階建てか、どちらが最適なのかというのは、お客様のお好みやライフスタイル、周辺環境などによって、変わってきます。さまざまなポイントを考慮しながら、家づくりを計画してみてくださいね。

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