従来個人間売買の際に、仲介業者は瑕疵保険に加入しないことがほとんどだったのですが、今回「住宅瑕疵担保責任保険法人」の出した「住宅あんしん保証」では、これを中小企業の仲介業者に使いやすい形で提供。仲介業者は保険契約者にならずとも、新保険を交付できるようになる。

以下参考記事抜粋です。

20160102-4

中古住宅 個人売買向け瑕疵保険

 住宅瑕疵担保責任保険法人の住宅あんしん保証(東京・中央)は中古住宅の個人間売買向け瑕疵保険で仲介事業者が被保険者となり、住宅検査を保証できる瑕疵保険「既存住宅個人間売買瑕疵保証責任保険『仲介事業者コース』」を9月1日に発売した。期間は1年、2年、5年、保険金額は200万円、500万円、1000万円を用意。大手の仲介事業者が取り組んでいる売買住宅の検査の自社保証と同様の仕組みを中小仲介事業者も提供できるようになる。  従来は中古住宅売買で瑕疵保証を付ける場合、住宅を検査する事業者が保険に加入し、検査内容を保証して仲介事業者が仲介するのが一般的だった。個人間売買の場合、仲介事業者は瑕疵保険に加入しない。しかし大手仲介事業者が自社で住宅を検査し保証する仕組みを導入。利用が拡大していた。  新保険は保険契約者である仲介事業者に代わり、住宅あんしん保証が住宅検査を実施するスキームを導入。仲介事業者は保証書を買い主に交付する仕組みとなり、仲介事業者自身が検査し瑕疵を保証するのと同じ仕組みで売買できるようになった。

日経 2016年09月06日朝刊

中古住宅を購入する側にとっても、瑕疵保険が加わることで、より一層安心を得られるので、仲介業者、購入者共にありがたい保険制度となりそうです。