住宅の設計において、風水を求められることで、家の動線が壊されてしまい結果的に使い勝手の悪い家になることがあります。
こういったケースの多くは、風水を見てくださる鑑定所などに出向き図面を見てもらうのですが、時々行きすぎなことを言う風水師もいらっしゃることをお忘れなく。

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鬼門と裏鬼門を抑える

基本的には鬼門と裏鬼門に水廻りや出入り口を設けないことが風水の鉄則。その後の室内の観葉植物や水槽などといったものは、構造に付随するものではないので、この場合は除外。

鬼門は北東を中心に60度の範囲が鬼門。
裏鬼門はその真逆で南西を中心に60度の範囲が裏鬼門となります。

それぞれの中心は、家の重心を起点に行われるので、図面を引いてもらう際に、重心の位置を出してもらうと簡単にご自身で判断できます。

中古住宅の場合

鬼門や裏鬼門の家相を変えられない中古住宅の場合、いくつかの改善方法があります。大袈裟にお祓いをしてもらうなどのことはしなくても、昔からの知恵で、邪気を取り除く方法は伝えられています。

昨今では芸能人も行っている風水の運気を上げる方法として「炭」を部屋の四方に置くというものがあります。これは原理から説明しますと、炭は磁場を安定させる働きがあるので、邪気などのたまりやすい場所でおこる磁界の乱れを取り除いてくれます。

厳密にいえば、鬼門・裏鬼門よりも電子機器の危険性

風水を極めると、行きつくところは、家電製品の選定になります。基本的に風水は磁場の乱れを感知していた古代の方々の知恵の結晶と言えるわけですが、これをいとも簡単に壊しているのが、家電製品です。

特にIHの調理機器は、アメリカではNGとされるほど磁場の乱れが大きく、高圧電線下で暮らすに等しい磁界の乱れが生じます。人体は磁界を持っており、これを乱されると病気になります。

家相を見るよりも、家電製品の電磁波を気にした方が、現代人にとっては良いような気がしてくるのは私だけでしょうか…。ちなみに鬼門、裏鬼門のある家では、敷地の四隅の地中に炭を大量に埋めます。こうすることで敷地内全体の磁場が安定し、邪気を引き寄せなくするそうです。