家を計画する際に、洗面所や浴槽、アプローチやテラスなどに貼るタイルって迷いますよね。確かにタイルはいろいろと種類があり、用途によって材質などの向き不向きがあったり、安全面で使い分けたりといろいろと学ばなければならないことがあります。今日はそんなタイルの種類の中から、床のタイルを少しだけご紹介。

床に使うタイルの種類

床には屋外用と屋内用があります。屋内用は素足やソックスで触れても安全で滑らかなものが多く、屋外用は、雨の日の水でぬれた状態でも滑りにくいようにブツブツとしたものがついていたり、ザラザラした質感だったりします。

ナチュラル系タイル

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自然の石思わせるタイルで、風景などになじみます。こちらは屋外用のタイルで、玄関ポーチなどによく使用されるタイルです。

テラコッタタイル

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ヨーロッパ調のテラコッタ調タイルは、土の色により作り出される自然な風合いを再現したタイル。ヨーロッパ風のお住まいによく合います。一時ブームだったのですが、家のデザインの方向性が変わり、今は使用頻度が下がってきました。

レンガ調タイル

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一見するとレンガかな?と思われるデザインですが、タイルです。レンガよりも質がよく扱いやすいため、店舗などの床によく敷き詰めます。高級な旅館などでもたまに見かけるのが、このレンガ調タイルですね。シンプルな400角タイルに比べて、デザインされたオシャレ感が味わえます。

鏡面タイル

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もっぱら屋内で使用されるのが、この鏡面タイル。磨きタイルとも呼ばれます。大理石などの高級感をタイルに再現したもので、実際の大理石よりも扱いやすく、汚れに強いのがタイルの良いところです。素人には本物か偽物かなんてわかりませんからね。

マット調タイル

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画像ではわかりづらいですが、表面が細かくガサガサしております。これによって反射を抑えられるので、床のトーンを落としたいときに使用します。また滑りにくいので、屋外でも使用できます。

御影調タイル

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御影石と言えば、タイルでもっとも使用される石材のひとつ。昭和時代によく店舗や事務所で使用していました。今はタイルでも同じような質感のものが選べるので、もっぱらタイルにその座を譲りましたが、本物はやはり違いますね。それでも御影石調タイルもなかなかの人気です。


今回は床タイルをサラッと紹介しましたが、まだまだたくさんのタイルが実際はあります。気になる方はメーカーホームページへ行ってみると良いでしょう。タイルメーカーには以下のようなメーカーがあります。(一部)

  • INAX
  • ADVAN
  • ニッタイ工業
  • 平田タイル