18ヶ月ほど続いたウッドショックに終わりが見えてきました。

ウッドショックは、北米の木材需要がコロナによって高まったために始まった木材の高騰で、
リモートワークが普及するにつれ、郊外へ新築を建てたり、マイホームのリフォーム工事を始めたりする人が増えたことにより始まりました。
おそらくこの新築ブームやリフォームブームが終わり、木材の確保が安定的になった物だと思われます。
ただ、製材所が抱える高騰した木材のストックがはけない限り、日本ではウッドショックの高騰価格での発注状況は変わらないのではないかと思われます。
実際に高騰した価格が安定的にもどってくるまでには、年内まではかかってくるのではないかと考えておりますが、まだまだ先はわかりません。

同時に製材所の高値ストックによる廃業も増加傾向にあるようで、こちらも影響が出てくるのではないかと思われます。
木材などの買い付けは、先物取引が主流だそうで、高値の時期にストック確保のために買い付けした分がはけないために操業停止に追い込まれている模様。
ガラスや住宅用鉄骨の価格上昇の報告もあります。建築業界全体を見れば、リモートワークや地方創業思考の推進で、店舗や事務所の需要は高まっているようです。いろいろなところに目を向けてアンテナを張っておく必要性がありそうですね。