これまで2回に渡って、ご紹介してきた古民家を再利用した木の家「仁崎の家」。今回は、薪ストーブやロフトなどを詳しくご説明いたします。

大空間の仁崎の家には、薪ストーブを設置。薪ストーブの業者さんは「このくらいの広い家だと、この薪ストーブでは、小さいかも」と心配していましたが、断熱性と気密性の高い根上建築の住まいでは、全く問題ありませんでした。

古民家をリフォームした「仁崎の家」では、一部の土壁は、そのまま残して、その上に自然木質繊維の断熱材・セルロースファイバーを採用して、断熱性をさらに向上させてあります。窓枠部分のサッシには、樹脂製のものを選択し、高い気密性も確保。
このように住まいの性能を向上させることで、広い空間でも薪ストーブ1台で、温かく快適に過ごせる住まいが実現しました。

天井の上部にあった倉庫のようなスペースの一部を活用して、ロフトに。1階からはハシゴを備えて登り降りできるようにしてあります。さまざまに活用できるスペースに仕上がりました。

その他、各部屋や廊下にも備え付けの棚や収納を設置したり、お施主様のアイデアで取り付けた回転式の扉があったりと機能性に加えて、遊び心もキラリと光る“木の家”が完成しました。

【「仁崎の家」の関連記事】
古民家を再利用した木の家「仁崎の家」①
http://negamikentiku.co.jp/archives/newblog/2225.html
古民家を再利用した木の家「仁崎の家」②
http://negamikentiku.co.jp/archives/newblog/2231.html