根上建築が実際に手掛けてきた住宅をご紹介します。今回、ご紹介するのは、古民家を大規模リフォームした田原市にある「仁崎の家」です。

ホームページのお問い合わせから、ご連絡をくださったお施主様。お子様2人とご夫婦の4人家族で、1940年頃に建てられた築約80年の1階平屋建ての古民家のある土地を購入。古民家を壊して新築の家を建て直す方が良いのか、古民家を活かしてリフォームをする方が良いのか、といったご相談の内容でした。

現場で古民家の詳細を確認したところ、柱や梁がしっかりとしていたので、大規模なリフォームをご提案させていただきました。もともと襖で仕切られた間取りでしたので、キッチンやお風呂、トイレといった水まわりの配置なども大きく変更し、広がりのあるオープンタイプの住宅に仕上がりました。パッシブソーラーの考えのもと、自然エネルギーを効率的に活用できるように、住まいの環境を整えてあります。

外壁には天然の杉板を貼り、熱の伝わりが低い木材の特徴を利用して、断熱性をさらに引き出すと共に、温もりのある“木の家”として生まれ変わりました。屋根の上には、薪ストーブの煙突があり、外観デザインのアクセントにもなっています。

「仁崎の家」のご紹介は、次回へとさらに続きます。どうぞお楽しみに。