コンクリートブロック塀の基礎について
解体工事を請け負いますと、古い住宅の塀の基礎などがかなり浅いことがあります。コンクリート塀の基礎にも法的な規則がありますので十分頭に入れておいてください。
基礎の高さは最低40㎝以上
基礎の底面から基礎の頭の部分までの高さは、最低40㎝以上設ける必要があります。塀の高さや長さなどによってはこれを調整しなければなりません。
基礎の厚さはCB以上
こちらは当たり前と言えば当たり前ですが、上に載せるCBの厚さ以上の基礎の厚さにする必要があります。
根入れ深さは35㎝以上
根入れ深さというのは、地面の高さから基礎の底面までの高さを言います。基礎の先端部分は地面の高さよりも5㎝以上立ち上げなければならないので、40㎝から5㎝を引いた35㎝が最低根入れ高さとなるわけですね。
基礎の形状
基礎の形状には、I型、T型、L字型の3種類あります。こちらも塀の高さに応じて形状を変えます。隣地境界のところで盛り土などを計画されている場合にはL字型を多く使用します。T字型は自宅の敷地内における塀の場合に使用します。I字型の基礎は塀の高さがそれほど高くない場合に使用することが多いです。