住宅の床仕上材選び フローリング、タイル、カーペット?
2014.05.21
住宅の床材選びは慎重に
一般的に床仕上げと言えばフローリング、和室なら畳。となりますが、視点を変えると、タイル貼りやカーペットという選択肢もあるわけです。ちょっと変わったお住まいにされたい方には余所とは違う仕上材を選ぶというのも面白いですよね。
今回は、床の仕上材のそれぞれのメリットやデメリットを考えてみたいと思います。
フローリング
フローリングには、無垢材、合板とあります。無垢材は高価でありながら、昨今の自然素材ブームもあってかなり人気が高い素材です。
それぞれの特徴を挙げてみましょう。
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無垢フローリングの特徴
- 素材によっては傷に弱い。
- 汚れがしみこみやすい。
- 素材の伸縮が大きいので変形や割れが生じやすい
- 自然素材なので、商品切れ等が比較的少なく、安定して供給される
- 肌触りがやさしい
- 熱伝導率が悪いので、冬でも冷たくなく年中過ごしやすい
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合板フローリングの特徴
- 傷がつきにくい加工の商品がある
- 表面加工が厚いため、汚れが付きにくい
- 変形や割れが少ない
- 商品が廃盤になると、同じ商品を補修できない
- 表面コーティングが強すぎて、素材を感じることはできない
- 床暖にも対応できる
タイル貼り・石貼り
西洋のような洋風建築から、モダンな住宅などで使われる石貼り、タイル貼り。それぞれの特徴を見ていきましょう。
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石・タイル貼りの特徴
- シミがつきやすい
- 割れる恐れがある
- タイルの表面仕上げによっては家具が傷つく
- 冬場つめたい
- 水に強い
- 変形しない
カーペット
カーペットにはタイルのものから、一面敷き詰めるタイプのものまで様々です。また毛の高さも様々で、用途に合わせて高さや強度、素材を変えていきます。
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カーペットの特徴
- ごろごろしやすい
- 温かく、気持ちいい
- 家具の重さでへこむ
- 日焼けによって痛みが速い
- ほこりが舞いやすい
- 掃除の回数が増える
いかがでしょうか。それぞれの特徴を見ていくと、結局フローリングが落ち着くのかな?といった印象です。
私の実家ではカーペットの部屋がありましたが、やはり日焼けで変色したりしてしまったので、フローリングに張り替えました。
また、スリッパをはかない家庭では、タイルの冷たさが冬場では痛みに変わります。のびのびと暮らしたいのであれば、やはり無垢フローリングが一番なのかな?と思いますね。