ペアガラス(複層ガラス)の種類
2014.03.08
ペアガラスとは
ペアガラスは複層ガラスとも呼ばれる、ガラスが二重になった冊子のことを指します。ガラスが二重になっただけの合わせガラスとは少し異なり、ガラスとガラスの間に空気層があり、これが断熱効果をもたらすので、昨今ではリフォームや、新築の物件でよく使用されます。今回は、このペアガラスについて少しご紹介したいと思います。
ペアガラスの種類
ペアガラスには主に3つの種類があるといわれています。もちろんそれ以外にもメーカーによって特殊なペアガラスはあるのですが、今回はまずこの3つを説明したいと思います。
普通のペアガラス
通常ペアガラスは、ガラス3㎜(用途に合わせて厚さは変わります)+空気層6㎜+ガラス3㎜の12㎜で構成されています。中間の空気層には乾燥した空気やアルゴンガスといったものが入れられており、ガラス内部の結露を防ぐと同時に、内部の空気層を気密状態にすることで断熱効果を担っています。また、リフォームなどの際に冊子を新しく付け直したりするのは、この12㎜のペアガラスが既設の冊子に入らないために付け替え工事を行います。
高断熱ペアガラス
高断熱ペアガラスとは、室内側のガラスの内面に、LOW-Eガラスを挟んだガラスのことを指します。Low-Eガラスとは、普通のガラスに特殊金属膜をコーティングしたガラスで、金属製の膜が断熱効果を高めてくれるわけです。
遮熱高断熱ペアガラス
遮熱高断熱ペアガラスとは、高断熱ペアガラスで使われたLOW-Eガラスを室外側へ使用した際の性能になります。考え方としましては、室内側へLOW-Eガラスを使用しますと、室内の空気が冷やされにくく空調などの熱効率が上昇します。逆に室外側へ使用することで外気の影響を和らげることができるため、太陽光などの影響が気になる方にはこちらがおすすめということになるそうです。
リフォームでペアガラスを検討される方へ
ペアガラスは基本的には12㎜の厚さを確保しなければならないため冊子の付け替え工事が必要となります。しかし、メーカーによっては既設の冊子にもはめ込むことができるペアガラスもあります。
詳しくは次回の記事でご説明しますが、詳しく知りたい方は直接ご連絡ください。