住宅ローンの事前審査にAI
2018.11.01
住宅ローンの事前審査AIが15分
住宅ローンをお考えの方に、たったの15分で事前審査ができるサービスをご紹介します。
住宅ローンを借りようとすると、入念な審査や時間を要しますが、この度三菱UFJ銀行よりAIを利用した事前審査がたったの15分で行えるサービスを開始いたしました。まずは関連記事をご覧ください。
住宅ローンの事前審査AIが15分で判定 三菱UFJ銀
三菱UFJ銀行は15分で住宅ローンの事前審査ができるサービスを始めた。リクルートグループの物件検索サイト「スーモ」の利用者が対象で、顧客が勤務先や年収を入力すると、人工知能(AI)が過去の貸し出し実績をもとに融資の可否を判定して回答する。AIによる住宅ローン審査の自動化は3メガ銀行では初めて。
従来の事前審査はマンションなどの購入を検討する客が不動産会社(デベロッパー)に連絡し、その後、銀行に申し込んでいた。人の作業で1日はかかっていたが、NECのAIを使った自動化で15分に縮めた。
顧客はスーモのウェブサイトで名前や住所、希望借入額など約20項目を入力して送信する。入力項目は従来の57項目から6割減った。入力した情報を基に本審査の申し込みもできる。
住宅ローンの事前審査はソ二-銀行が5月に1時間で回答するサービスを始めた。みずほ銀行も10月からAI審査の実証実験を始めており、AIを活用した業務自動化の波がメガバンクにも広がってきた形だ。
AI審査について海外では人種や性別などで判断が変わる事例も指摘されている。三菱UFJは人種や男女差は与信判断に影響しないため、こうしたバイアスがかかる懸念はないとみている。日経 2018年10月04日朝刊
「スーモ」の登録が必要
利用にはリクルートグループ提供の「スーモ」の登録が必要となるが、たったの15分で事前審査ができるのであれば、是非利用していきたいサービスです。また、今後大手銀行ではこうしたAIによる審査の導入も増加する可能性があるため、利用者としてはありがたいサービスになりますね。
住宅ローンの前に下準備を
住宅ローンの事前審査ができるようになったからといって、住宅ローン基準が下がったわけではないので、住宅ローンを組みたいと思っている方には、ちゃんと事前に下準備をしておくことをお勧めします。住宅ローンの借り入れ基準には、年齢・年収・勤続年数・キャッシュカード履歴などチェックされる項目は多岐にわたります。勤続年数に関していえば3年以上が目安ということで、住宅ローンを計画されるのであれば、3年以上前から準備しておくのが望ましいようです。