断熱ガラスといえば、2枚のガラスの間に真空の層がありかなり分厚く重たい冊子の印象が強い。しかしそれによってかなりの快適性を室内空間に与えることができる。
このほどパナソニックとAGCが共同で開発した断熱ガラスは、従来の断熱ガラスよりも薄くそして軽いものとなる模様。関連記事を抜粋したので見ていただきたい。

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プラズマ技術で断熱ガラス開発 住宅向け薄型高機能 パナとAGC

パナソニックは、2013年に撤退したプラズマパネルの技術を転用した真空断熱ガラスをAGC(旧旭硝子)と共同開発した。2枚のガラスの間に真空の空間をつくり、その狭い隙間に断熱層を形成する技術で、従来品の約5分の1となる薄さを実現。住宅向けの高機能ガラスとして19年3月から欧州で販売する。  パナソニックがプラズマテレビ向けに生産していたパネルは2枚のガラスの間に薄い真空層があり、中の蛍光体を発光させて映像を表示する仕組みだった。この技術を生かすことで、住宅で一般的に使用される真空断熱ガラスで約6ミリまでの薄型化に成功。厚み約3センチの従来品と同等の断熱性能を確保した。  AGCがベルギーの工場に生産ラインを新設し、パナソニックが立ち上げを支援する。住宅向け以外にも、業務用の冷凍・冷蔵ショーケースのガラスドア部材への採用を見込んでいる。

静岡 2018年11月24日朝刊

プラズマテレビの技術が住宅の断熱ガラスに応用できるとは驚きだ。しかも従来品の5分の1の薄さで同等の断熱性能が得られるとは。従来の3cmのガラスが、厚さわずか6mmになるのだからかなり軽く快適な住宅冊子になるだろう。まだ生産販売までは時間がかかるが、これからの断熱サッシは薄型断熱サッシがスタンダードになるのかもしれない。