建売住宅が比較的安いのはなぜ?

建売住宅が安い理由

建売住宅が安い理由はいろいろあります。どんな工夫がされていて、どうして安く抑えられるのか詳しく見ていきましょう。

土地が安い

まず大きな土地を業者が安く購入し、何筆にも分けてばら売りすることで、「安いがなかなか売れない土地」を購入し販売することができます。
特にスーパーの跡地や、工場の跡地など、大きな建物があった広大な土地は、なかなか買い手が見つからないため、不動産業者などが共同で住宅街にすることがあります。
田舎などで周りに住宅地がない地域は、比較的土地購入者が少ないが、業者が数件分を一度に建売することで、購入者が増えるので、安い土地の住宅地を売ることができるのです。

設計料が安い

建売住宅のほとんどは、同じ設計図を少しいじって使用します、ほぼ使い回しのプランとなるため、設計料が極端に低く抑えることができます。
また、木造の軸組計算(耐震用の計算)や換気計算(今は24時間換気など、目に見えない規制が多い)、採光計算など、ある程度の作業を省略することができるのも費用を抑えるのに役立っています。

施工費が安い

同じ設計図面を使いまわすため、設計図を見ながら木材の発注をするための材料の洗い出しを行う手間が省けます。これは、通常設計事務所が設計した図面に対し、積算担当者が見積もりを行う際に建材の洗い出しを行い、どの木材が何㎡で単価いくらで…という作業を行うわけですが、この部分の人件費が大幅にカットできるのが大きなメリットです。
また数件分の材料を一度に発注し、一度に施工できるということで工期の短縮にもつながります。工期の短縮は人件費の削減や、工務店の人工(にんく)を減らすことができるので、年に請け負える件数を増やすことができます。

材料費が安い

数件分の材料を一度に仕入れることにより、単価を低く抑えることができます。また、一件だけの施工では余ってしまう材料も、数件一緒に建てることで材料の発注を減らすことも可能です。

材料のグレードを下げる

木材には実はグレードが設定されています。節や赤み、均角といった具合に、いろいろなモノサシで木材には等級が付けられています。
通常構造材には耐震性を考慮して特等材、一等材などを使用しますが、建売の場合はコストを抑えるために二等材を使用する業者もあります。建売住宅が短命だと言われる所以はこういったところにあります。


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