木造住宅。フローリングの貼替え?まずはフローリング材選びから
2015.07.26
先日、我が家もフローリングの貼替いたしました。ホームセンターなどでは、たくさんのフローリング材が売られているので、今では一般の方でも簡単にフローリングの貼替が可能な時代なんですね。畳からフローリングに!なんてことも、下地の組み方さえわかってしまえば。。。
さて、今回はフローリング材の選び方を少しご説明したいと思います。
フローリング材には、複合フローリングと無垢フローリングがあります。また複合フローリングには、単板化粧の表面だけ天然材使用のフローリングとプリント合板のフローリングとがございます。ホームセンターなどで売られているのは、主にこの2種の複合フローリングです。まれに無垢材のフローリングも売られていますが、施工が一枚一枚と大変なのでDIYには少し向かないかもしれないですね。
無垢フローリング
無垢フローリングは、天然材単体でできているもの、あるいは無垢の集成材とされています。最近では、竹のフローリングなどもあるくらいバリエーションは豊富になってまいりました。素材も針葉樹から広葉樹まで。お寺などでは昔から無垢の床材を使用してまいりましたが、住宅で見直されてきたのはここ数年ではないかなと思います。それまではワックス付の傷のつきにくい複合フローリングやクッションフロアといった材が昭和から平成初期にかけて増えてきていましたから。
- 無垢フローリングのメリット
- 肌触りがよい
- 材の部分修復でも廃版になることはない
- アレルギーなどの原因となる物質を使用しない
- 材自体が呼吸をしてくれる
- 年月とともに風合いが楽しめる
- 無垢フローリングのデメリット
- 衝撃に弱い
- シミになりやすい
- 反りや割れ、ガサガサができる材も
- 高額
- 色のばらつき、節などがある
複合フローリング
複合フローリングは、表面の化粧単板と、下部のベニヤ合板などとを組み合わせて接着剤でくっつけられているフローリング材です。無垢フローリングが、幅90㎜程度なのに対し、複合フローリングの多くは、下地のベニヤ合板が大きいまま加工できるため、300㎜の幅で90㎜材が3枚分貼り付けられている材が多いです。これによってコストだけでなく、大工工事の作業工数も減らすことができ、予算がない物件では複合フローリングがよく使用されています。
- 複合フローリングのメリット
- コストが安い!
- 作業工数も短縮できる
- 最初からワックスが塗られており、汚れにくい
- 傷つきにくい加工をされた材もある
- 衝撃や傷、シミに強い。
- 複合フローリングのデメリット
- 接着剤などによるシックハウス問題
- 表面の加工により、木の質感はない
- 廃版になってしまうと部分貼替はできない
- へこみなどの傷で、下地のベニヤが出ると色の違いが気になる