日本家屋には!?よしず と すだれ 深い軒の家なら根上にお任せ。
2015.07.19
暑い日が続きますね。今回は、夏の暑さ対策です。
よしずとすだれ。この地方では結構使われているアイテムですが、若い方のご家庭では「なにそれ?」っていう方もひょっとしたらいるのかもしれません。そこで、暑さ対策には、よしずとすだれどっちがいいのか!を徹底調査いたしました。w
よしずの効果
よしずは一般的に窓の外側へ立てかけて使用します。
ビアガーデンなどでは屋根代わりにしてるところもありますね。w
まず、よしずの効果としては、地面の熱気を減らすことです。夏の日差しは地面を焼く勢いなので、地面がまず先に熱を持ちます。そしてその熱が風に乗って室内へ入ってくるわけですね。これがもう暑いのなんのって。。。そこでよしずの出番なわけです。よしずは窓の上から地面にかけて斜めに立てかけます。こうすることで、直接的な日差しだけではなく、地面も熱から守ってくれるんですね。なんと賢い昔の知恵。
すだれの効果
すだれには、室内取付タイプと屋外取付タイプとあるそうです。基本的に構造も似てるわけですが、我々がよく目にするのは屋外タイプですね。
すだれの効果は、圧倒的な日差し遮り効果。直接的な日差しをカットしつつ、風を通してくれます。でも実はこれだけじゃないんですね。すだれも、よしずも素材である「よし」が断熱効果をもたらしてくれるのです。中が空洞になっている よし は、中空の空気層で熱を伝えにくくします。これによって、圧倒的に日差しの遮り度合が違うのですね。
効果としてはよしずの方が大きい
結局のところ、地面まで日よけをしてくれるよしずの方が効果は期待できます。もちろん打ち水やよしずとすだれの2段構えでもOKだと思います。ポイントは地面も暑くさせないことですね。
日本家屋には、よすずやすだれがよく似合います。軒を深くすることで、モダン和建築にもピッタリなすだれ、よしずですが、深い軒の家を設計することで、これらがなくても快適に過ごすことができるんですね。快適な住環境のために住宅設計にできること、お気軽にご相談くださいね。