建売の怖さを知ってほしい

2014-707-1

その土地の過去を探る

建売は「安い土地」であった曰く付きの場合が多い。たとえば沼地、病院跡地、鉄くず置き場、事件跡地など。
その安く広い土地を大手工務店や不動産付工務店が購入し、安く建売として販売する。
つまり、建売を購入しようと検討している人は、その土地の過去を探ることをおすすめしたい。

建売販売土地の近所の古い建物の隣人に土地について聞いてみる。

その建売を購入すれば必ずかかわってくる隣人さんに、前もってその土地の過去を聞いておくとよい。その土地に以前何が建っていて、問題などはなかったかなど。また購入するのはどうなのかといった意見を求めるのも有効。ただし迷惑のかからない範囲で。

新興住宅街では過去の航空写真で

Yahoo!などの航空写真では、過去の撮影画像を閲覧することができるという話を聞いたことがある。(うそだったらごめんなさい。検索してみてください。)その土地が埋め立てなのか、沼地なのかがわかることがある。
当然不動産屋なら説明してくれるはずなのだけれど、建売の場合はそうでもないみたい。。。


建売購入者の友人に聞く

こういったお仕事をしていましても、同級生や仕事で知り合ったいくつかの方は建売を購入し住まわれています。もちろん正統派の建売住宅も中にはちゃんとあります。買ってよかったという建売のお話も時々耳にします。でも、こんな話もあるんだってことを知ってもらえたらと思います。

ドアが1年もせずに傾いて閉まらなくなった

海の近い埋立地の建売でした。買って一年もしないうちにドアがだんだん閉まりにくくなって、最終的には閉まらなくなってしまったという知人の家。海が近いということもあり、湿度の関係もありますが、埋め立ての影響からか建物が傾いたのではないかというお話でした。

横に並んだ高さの違う窓

同じ大きさの窓が横に並んでいるそうですが、それぞれ床からの位置が違うのだそう。すじかいの関係かな?と思ったらどうもそうじゃないみたい。設計図をちゃんと作成してれば起こらないミスも、平面図と立面図だけの図面では容易に起こりうるミスになってしまうみたいです。

近隣の目が冷たい

田舎の真ん中でした。新興住宅街というほど軒数もなく、3件ほどの建売でした。引っ越してしばらくして地区の集まりなどで村八分にあい、泣く泣く再度引っ越したというお話。なんだかせっかく買った土地と建物なのにもったいないですね。。。でも、これ建売じゃなくても起こりうることなのでご注意ください。

買ってみたら、ごみステーションの前だった

建売だけの問題ではないと思いますが、安い土地には意味があるわけですね。毎週燃えるごみの日のにおいがきついんだとか。。。なんだかかわいそうです。


いい建売を見つけるには?

建売住宅ってすべてが悪いわけじゃないんです。何割かの建売物件は住みよく住めるもの。じゃあ、その違いは何かを見てみましょう。

建売業者は大手だけ信頼できる

大手のハウスメーカーの建売はほとんどハズレはないです。知人が某ハウスメーカーの建売を買いましたが、こっちまでうらやましく思うほどいい建売でした。もちろんその分値段はしますけれどね。

地元工務店の建売は、評判を聞いてから

地元の工務店でも時々建売を売っています。地元工務店の場合は、インターネットなどでその工務店の評判を見てみるとよいでしょう。悪質な工務店の場合はすぐに検索に引っかかってきます。


ひとこと

いかがでしょうか?是非建売の参考にされてみてください。