先日の記事ですが、海外メリーランド大学の科学者リャンピン・フー氏が、2018年に「普通の木材を鋼鉄よりも強い素材に変える」方法を編み出したそうです。
もうすでに7年ほど経過しているようですが、当初「研究室での話」程度だったそうですが、どうも実用化レベルになってきているのこと。
同氏は商用化の準備が整ったところでスタートアップ企業「InventWood」にその技術を提供。同社は今年の夏より鋼鉄よりも硬い「スーパーウッド」の生産に取り組んでいるそうです。

スーパーウッドの製造方法とは?

気になるのが木材をどのようにして鋼鉄よりも硬い素材に変えていくのかということ。
InventWoodのラウ氏によれば、木の主成分であるセルロースとリグニンのうち、セルロースを強化して作り出すとのこと。
正直ちんぷんかんぷんですが、食品業界で使用される化学処理で分子構造を変化させているのだとか。
驚くことに、素材を4倍圧縮すると郷土は10倍近くに強化されるそうです。

木材の強度が生まれれば、再生可能な構造材として注目を浴びることでしょう。
ただ、雨風に強いのか、直射日光にも強いのかなど、まだまだ分からない点は多いので、今後のニュースや市場での動きに注目ですね。