※ 消費税前の新築駆け込みなら9月30日までに契約を

消費税前の駆け込みをお考えのお客様は、2013年9月30日までに工事契約を済ませておかなければなりません。
しかし、ここにきて何やら急がなくてもよさそうなニュースが流れてきました。


住宅の駆け込み需要による木材値上げ

住宅用木材の需要が駆け込み需要に伴い膨らみ、木材の価格が値上がりしているそうです。
主に柱や梁、下地などに使う製材品の取引価格は一年前に比べ15%〜25%も高値だそうです。
需要先の住宅メーカーでは資材の調達が間に合わないなど、資材不足が発生しています。


木材値上げが冷めるのを待つ?

消費税増税前の駆け込みで、急いで工事契約を交わした方も多いかもしれません。折角急いで工事契約を交わしたのに、資材不足で実際の工事が通常よりもひと月も、ふた月も伸びてしまうとは。。。
木材の単価は主要構造の集成管柱で1本あたり1,600円程度だったのが2,000円。25%の値上がり。また、合板などの資材も発注数通りに届かないのだとか。
これらの需要増加に伴い資材が跳ね上がり、住宅価格に転嫁するメーカーも出てきているようです。
また、昨年末からの円安で製材品の原料となる丸太などの輸入コストも上昇、欧州の景気低迷による木材供給の抑制など、集成材原料の対日価格が引き上げられてしまっています。
製材メーカーなどは、資材コスト高を理由に9月から販売価格を2%引き上げる方針を打ち出しています。

おそらく、今駆け込みで住宅を購入したとしても、今後の景気動向の影響はあるにせよ、8%の消費税率と大きく差は出ないのではないかと感じます。
また、消費税増税後の減税対策を考えても急いで不十分なプランのまま進めてしまうよりは、じっくり時間をかけて設計を行った方がよさそうです。


住宅も、急がばまわれ

今回の増税前の需要に間に合わなかった方も、10%前までに間に合えば大きな差は出ないのではないかと思います。
住宅ローンへの政治的対策や減税策など、まだまだふたを開けてみないとわからないことだらけです。
急いで登り詰めても、ゆっくり登っても、山頂の景色は同じ感動を与えてくれるものです。