実は政府が3月末から「先進的窓リノベ事業」と題して、断熱窓への推進事業を開始、その補助金申請の受け付けが始まった関係で、窓のリフォーム工事に大幅な遅れと、工事の受注中止が各地で起こっているようです。
「先進的窓リノベ事業」とは経済産業省など3省が連携した「住宅省エネ2023キャンペーン」のうち断熱窓への改修を推進する事業のこと。
面積の大きい窓を2重にすることによって、夏の冷房効果・冬の暖房効果に大きな違いが出てくるのだそう。

政府が補助金を出したからと言って、なぜこんなに注文が殺到してしまったのか。
実は今回の補助金の額がかなり手厚いらしい。
通常約40万程かかるであろう窓があった場合、およそ20万前後までの補助金を受けられる。(施工費・税別)
つまりほぼ半額になるのだとか。

メーカーYKKAPによれば、1月~5月の販売数量は前年同期比で約2倍にまで急増したそう。
建材メーカーLIXILにおいては、前年比約7倍に。その影響から納期が1~2か月ほど遅れてしまっているとか。
車に続いてという感じでしょうか。補助金が終わるまではまだまだ納期が延びてしまう工事は増えていくかもしれませんね。