建売住宅が安い5つの理由
2021.12.10
建売住宅は注文住宅に比べ
リーズナブルに購入することができます。
安い理由はいろいろありますが、
どんな工夫がされていて、どうして安く抑えられるのか
詳しく見ていきましょう。
そこには5つの理由があります。
- 土地が安い
- 設計料が安い
- 施工費が安い
- 材料費が安い
- 材料のグレードを下げる
土地が安い
まず大きな土地を業者が安く購入し、何筆にも分けてばら売りすることで、
「安いがなかなか売れない土地」を購入し販売することができます。
特にスーパーの跡地や、工場の跡地など、
大きな建物があった広大な土地は、なかなか買い手が見つからないため、
不動産業者などが共同で住宅街にすることがあります。
田舎などで周りに住宅地がない地域は、比較的土地購入者が少ないが、
業者が数件分を一度に建売することで、
購入者が増えるので、安い土地の住宅地を売ることができるのです。
設計料が安い
建売住宅のほとんどは、同じ設計図を少しいじって使用します。
ほぼ使い回しのプランとなるため、設計料が極端に低く抑えることができます。
また、木造の軸組計算(耐震用の計算)や
換気計算(今は24時間換気など、目に見えない規制が多い)、
採光計算など、ある程度の作業を省略することができるのも
費用を抑えるのに役立っています。
施工費が安い
同じ設計図面を使いまわすため、
設計図を見ながら木材の発注をするための材料の
洗い出しを行う手間が省けます。
これは、通常設計事務所が設計した図面に対し、
積算担当者が見積もりを行う際に建材の洗い出しを行い、
どの木材が何㎡で単価いくらで…という作業を行うわけですが、
この部分の人件費が大幅にカットできるのが大きなメリットです。
また数件分の材料を一度に発注し、
一度に施工できるということで工期の短縮にもつながります。
工期の短縮は人件費の削減や、
工務店の人工(にんく)を減らすことができるので、
年に請け負える件数を増やすことができます。
材料費が安い
数件分の材料を一度に仕入れることにより、
単価を低く抑えることができます。
また、一件だけの施工では余ってしまう材料も、
数件一緒に建てることで材料の発注を減らすことも可能です。
材料のグレードを下げる
木材には実はグレードが設定されています。
節や赤み、均角といった具合に、
いろいろなモノサシで木材には等級が付けられています。
通常構造材には耐震性を考慮して特等材、
一等材などを使用しますが、建売の場合はコストを抑えるために
二等材を使用する業者もあります。
建売住宅が短命だと言われる所以はこういったところにあります。
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