薪ストーブの温め方から見るストーブの種類

温め方の違い

薪ストーブには大きく分けて3種類の温め方があります。一つは暖炉型、もうひとつは輻射熱式、もう一つは対流式です。

暖炉型

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暖炉型の薪ストーブは、火元がOPENになっており、生の火を見ながら温まるタイプ。直接室内の空気に火が接しているので、煙突の掃除次第では空気が汚れる可能性もありますが、生の火は眺めているとなんだか落ち着きます。

輻射熱式

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昔ながらの薪ストーブは、この輻射熱式が多いかと思います。特徴としてストーブ自体からの熱だけでなく、ストーブから延びる煙突部分も室内に接するよう設計し、煙突からの輻射熱でも室内が暖まるように設計します。特に吹き抜けに設ける暖炉としては輻射熱式がおすすめです。

対流式

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対流式の特徴は、下から冷たい空気を取り込み、薄い空気層を通って十分に温まった空気を吹き出すことにあります。輻射熱式が、何か物体に当たらないとなかなか温かさを感じないのに対し、直接空気を温めやすくし暖房器具のような仕組みにしたことで、より室内が安定して温かくなるように設計されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外と知られていない暖炉の特徴。このほかにも燃焼方式にも実は違いがあったりします。

さて、次回は薪ストーブの燃焼方式について説明したいと思います。