キッチンをリフォームするなら知っておこう

キッチンの形状

キッチンには、対面型、Iランド型などがあり、それぞれに応じで工事の仕方が異なります。給排水設備の配管はもちろんのこと、換気扇(レンジフード)の取り付け位置など、大掛かりなリフォーム工事になってしまう可能性があるので、事前に自分の家に向いているキッチンの形状を把握しておこう。

キッチンの形状

アイランド対面型キッチン

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昨今いちばん人気なキッチンスタイルアイランド型。シンプルで空間が広く感じられ、調理場というキッチン従来の発想から、リビングでクッキングという発想の転換を行ったデザインと言えそうです。
施工上の注意としては、給排水管を室内中央まで延ばす必要があることで床下地がコンクリート打ちや床暖房が入っている場合は、大掛かりなリフォーム工事となります。またレンジフードが室内中央に取り付けられるため、場合によっては天井下地の補強工事、換気ダクトの天井裏配管、換気ダクト用の垂れ壁などが必要となる可能性があります。
アイランドキッチンはどちらかというと、リフォーム工事向きではなく新築向きと言えそうです。

L字型キッチン

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一昔前まではL字型の大きなキッチンは女性の憧れでした。動線が楽なことと、それによる作業効率の向上が魅力的です。私の実家にもL字型キッチンがありますが、確かに動線や作業効率は従来の横一直線のキッチンに比べればよいような気がいたします。一つだけ難点があるとすれば、角の収納スペースに無駄が生じやすいということ。特に角の奥にある吊戸棚がまったく届きませんでした。
施工的な面から見てみますと、L字型は問題なく取り付けられることがほとんどです。レンジフードも壁側に固定しますし、給排水もほぼリフォーム前と同じ位置に設置することが多くなりそうです。

対面型キッチン

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マンションなどで良く見る対面型のキッチン。80年代の古いキッチンから乗り換えた方の多くは、この対面型にあこがれました。家族の会話や、なによりテレビが見られる素敵なキッチンです。
リフォーム工事として注意したいのは、今まで壁付け型だったキッチンスペースから対面へ切り替えると、かなりスペースを取られるということ。単純に壁側へ450mmの食器棚を設置したとして、人のスペースを750mmキッチンが狭いタイプで600mmダイニング側へ壁を取り付けるので150mm。トータルで最少1950mmの奥行きが必要ということになります。しかし実際は奥行600mmの冷蔵庫を壁側へ設置したりするため、2100mm以上のスペースが理想です。設置を検討されている方は、一度メジャーで広さを確認しましょう。