瓦の種類

瓦の種類は、形状と表面の仕上げによって異なります。それぞれの種類を見ていきたいと思います。

瓦の形状

和型瓦

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日本で多くみられる和瓦は、山と谷の大きな波型の瓦で、雨の多い日本の気候に一番適した形状だと言えます。特に台風などの雨量が記録的な昨今では、谷が大きな和瓦はその機能を発揮します。また、和瓦はシンプルな無地のタイプから柄の付いた瓦までお好みで飾り付けることも可能です。

平板瓦

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瓦なのにシンプルで美しい平板瓦。まるで板金の一文字葺きのような美しさを持っています。洋風の住宅にも、モダン住宅にもスッキリ納まる平板瓦は、瓦の革命的な存在です。水はけや雨漏りを考慮された細かな溝設計には、瓦職人の知恵と工夫が見られます。モダンでスッキリした屋根におススメです。

S型瓦

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欧州風の瓦デザインのS型瓦は、波の凹凸が大きく表情豊かな瓦です。日本製の瓦と違い色合いに富んでおり、ヨーローッパ調の建物に良く似合います。雨の多い日本では雨の吹替えしが起こるため、S型瓦を施工する際には、下地の防水をしっかりと行う必要があります。


瓦の表面仕上げ

いぶし

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和風瓦の仕上げとして多くみられるいぶし。独特の銀色が特徴です。焼成時に瓦表面に燻化(くんか)という炭素膜を施すことでいぶしを作り上げるのだそうです。

陶器瓦

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ベースとなる瓦を成形し乾燥させ、その上に釉薬を塗って焼き上げます。そのため自由な色合いを表現することができる瓦です。

素焼き瓦

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陶器瓦の釉薬をかけずに焼き上げた瓦を指します。陶器のもつ自然の色合いや風合いを愉しめる瓦です

窯変瓦

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窯の中で色味に変化をつけて焼きあげる高級な瓦です。科学的な工程を入れず、原料の土の微妙な色あいを炎によって再現する難しい手法で表現します。