屋根の仕上材

屋根に使われる仕上材の種類

住宅の屋根はお家の顔ともいうべきポジション。仕上げ材だってこだわりたいですよね!そこで今回は屋根の仕上げ材の種類についてすこしお話してみたいと思います。

01 化粧スレート葺き

一般的には商品名の「カラーベスト」や「コロニアル」の名称で呼ばれることが多かったスレート葺きです。軽く施工が容易で安価なため多く普及しました。
耐久性、耐震性に強く台風などでも被害は比較的少ない仕上げ材です。古くなると急速に劣化しやすいのが欠点。瓦に比べ寿命が短いため定期的な塗り替えなどのメンテナンスが必要な材です。

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02 粘土瓦・セメント瓦

粘土瓦は一般的に良く見られる瓦で、耐久性に優れ、水が浸透しにくい優秀な仕上げ材です。
セメント瓦は昨今ではあまり見なくなりましたが、粘土瓦にくらべ焼きねじれなどがないため、規格寸法が正確で施工しやすい仕上げ材です。ただし耐久性に欠けるため定期的な塗り替えが必要となります。

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03 鋼板葺き(瓦棒・横葺き・段葺きなど)

ガルバリウム鋼板を加工した屋根材。軽く加工しやすいので施工が容易。雨漏りに強く耐久性にもすぐれる。比較的勾配のない屋根面でも施工が可能。
熱を吸収しやすいので屋根下地の断熱には注意を払いたい。ソーラーパネルシステムなどを載せるのに適した仕上げ材ともいえる。

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04 折半葺き(陸屋根用)

主に陸屋根の仕上げとして用いられる折半葺き。勾配が1/100のゆるいものでも施工が可能。工場などの大きな屋根に使用されることが多い。
ペフ付の薄い断熱材が貼られているものがあるが、別途断熱材を挟む必要がある。
屋根の下地が薄い場合は雨音などが気になる場合があるので、しっかりと屋根裏の防音、断熱施工をしたい。

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05 シート防水(陸屋根用)

陸屋根やベランダの材として使用されるシート防水は、そのまま屋根の仕上げ材としても使用できます。シート防水は端部を何らかの水きり加工しなければならないので、パラペットなどの立ち上げを作るか、屋根端部で折り返してシート抑えなどの金物を打ちつける必要がある。
安価で施工しやすい仕上げ材ではあるが、シートが数年で切れることがあるので、比較的メンテナンスの多い仕上げ材。

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06 アスファルト防水(陸屋根用)

液状の熱したアスファルトを流しながら防水シートを張り合わせていくので、シートとシートのつなぎ目からの雨漏りを防ぐことができる。防水工事としては高価な施工法で、アスファルト防水の上に抑えコンクリートなどを打つことで屋上庭園などを作ることができる。防水効果は防水仕上げの中ではダントツに優れている。

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07 その他の防水(陸屋根用)

防水仕上げには、塗膜防水やFRP防水などがある。


屋根工事は豊橋市の工務店へ

いかがでしたでしょうか?お好みの仕上げ材はありましたか?どのような仕上げ材であっても、施工が難しい場所では雨漏りなどの原因になりやすいもの。根上建築では長く使っていただくお家が、雨漏りなどしないように入念に施工させていただいています。建売住宅やハウスメーカーなどのように比較的簡易に施工されている住宅は、数年経った頃に雨漏りなどが絶えないそうです。知り合いの方のご自宅も、某ハウスメーカーで建ててもらったものの、何度も雨漏りに悩まされているという話でした。
屋根はお家を日差しから守り、雨から守り、熱から守るものです。しっかりとした屋根を選びたいですね。