電気式床暖房の仕組みと種類

電気式床暖房一覧

  • 蓄熱式床暖房
  • PTCヒーター式床暖房
  • 電熱線ヒーター式床暖房

電気式床暖房にも上記のような種類があります。それぞれに特長がありますので、今回は電気式の床暖房について詳しく見ていきましょう。


蓄熱式床暖房

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深夜電力で床下の蓄熱材を温め、輻射熱により持続的に室内を暖めるタイプの床暖房です。
このタイプの床暖房は施工が大がかりなので、新築住宅向きの床暖房で、初期投資が必要です。メリットはランニングコストがかなり安く、秋口から春先までずっと付けっぱなしにしておく使い方をします。
また、メンテナンスがほぼ不要で、半永久的に使用できるそうです。立ち上がりに時間がかかるので付けっぱなしにしない場合には向かないかもしれません。

PTCヒーター式床暖房

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PTCヒーター式の床暖房は、小さいパネルが複数集まってできたパネルを設置し暖房するタイプで、小さいパネルそれぞれが温度感知センサーを持ち、一枚の大きな床暖房パネルの中でも部分的に温度を調整することができます。
例えば日中、日が当たるところは直射日光の熱で床が温まります。PTCヒーター式であれば、その日の当たっている個所を温度感知し、その部分の床暖房温度を下げます。つまり無駄な床暖房熱を軽減する賢い床暖房なんですね。
ただし、電気床暖房なのでランニングコストが高く、立ち上がりもやや遅い感じです。

電熱線ヒーター式床暖房

これが良く知られる電気式床暖房ですね。省スペースで使用するのに最適で、施工コストも安く、リフォームなども簡単です。
ランニングコストが高く、契約電力を大きくしたりする必要があるので、電気料金関係のコストが必要となります。


まとめ

いかがでしたでしょうか、電気式床暖房の中では新築であれば蓄熱式、日中日の当たるお家ではPTC、省スペースで利用するならば電熱線ヒーター式がよさそうですね。