増税前駆け込みは今なのか?

地域紙による記事解説

19日公表の県内基準地価は、景況感の回復を背景に一部で受託需要が戻り、都市部などで下げ止まり感が出た。来年4月に消費財引き上げが予定される中、住宅メーカーは「今が買い時」とアピールしている。

はたして今が買い時なのか。増税前にして資材の高騰、ローン金利の先高感の問題もあります。ただ、そう感じているのは、我々業者だけではないようで、お客様の動きにも冷静さが見受けられるようです。

「増税前だからというより、住まいの安全対策を急ぐ需要が多い」「消費税増税がほぼ確実な今、関心はローン減税や給付金などの負担軽減策に移っている」

9月を過ぎ、駆け込み需要がほぼ終わりを迎えています。工務店の作業としてはこれから来年にかけてはまだまだ忙しい時期なわけですが、お客様としては、次の策を模索し始めているといった感じのようです。
特にローン減税は300万から500万へと大きく拡大され、いよいよ第二次消費税増税への準備といった感じがいたします。また、記事内では「県住まい博」に訪れた家族連れの男性からこんな意見を聞いたそうです。

「家は欲しいが簡単には決められない。本当にこのまま景気が回復するのかもう少し見極めたい。」

一部の駆け込み需要がある中で、冷静に景気の動向や経済の変化を見ている方々もいるようです。
しかしながら、ハウスメーカーでは増税後の契約数の減少は必須かもしれませんね。