太陽光発電電力買取価格の値下げ

もう驚きもしませんが、徐々に太陽光発電の電力買取は年々下落しております。
2012年では42円だった買取価格も19年には24円と、ほぼ半値。

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そんな記事の抜粋は以下から

太陽光、住宅用買い取り価格 7年連続下げへ 19年度まで

 経済産業省の有識者会議は13日、再生可能エネルギーでつくる電気の2017年度以降の買い取り価格を決めた。住宅用の太陽光発電は19年度まで7年続けて下げる。風力発電も17年度に初めて値下げする。電気料金への上乗せを抑えるためだが、過去に高い価格で認定した分の買い取りが続くので、負担はなかなか軽くならない。


経産省は有識者会議の方針を踏まえ、年度内に価格を最終決定する。
固定価格買い取り制度が始まった12年度の出力10kw未満の住宅用太陽光の買い取り価格は1kw時42円。価格は年々下がり首都圏、関西、中部の16年度の認定分は31円。19年度は24円で、家庭の電気料金並みにする。

出力2千kw以上の大規模設備の電気は、17年度から入札制にして安い電気を優先して買い取る。1kw時21円を超えると買ってもらえなくなる。大型の陸上風力発電の電気の買い取り価格も、17年10月から1円下げて1kw時21円にする。
16年度の再生エネ全体の買い取り費用は2.3兆円。標準家庭の1カ月の電気料金への上乗せは66円だった12年度の10倍の675円になった。値下げで負担増に歯止めをかけるねらいがあるが、過去に認定した大規模な太陽光や風力は20年間同じ価格が続く。経産省は今回の値下げを織り込んでも30年度の買い取り費用の総額は3.7兆~4兆円に増えるとみる。

日経 2016年12月14日朝刊

それでも太陽光発電のメリットは、電力会社に頼り切らないという環境への配慮。太陽光発電にメリットを感じるというよりは、自分たちの電力は、自分たちで賄っていこうという取り組みなのかなと感じます。