中古賃貸を面白くする取り組みが浜松市内で行われているようです。豊橋地区でも何か動き出すきっかけになればと思います。

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特徴的な賃貸物件が人気

一般的な賃貸物件では集客要素があまりに少ない。立地条件や建物のデザイン性などで魅力を謳う以外にないわけですが、今回の浜松地区での取り組みをきっかけに、いろいろな要素が集客要素となりうるのだと気づかされる。

アウトドアのある賃貸住宅

とある物件では、入居者の共有スペースを大きく確保し、そこに「ボルダリング壁」や「ハンモック」などが設置され、アウトドア好きの入居者に人気なんだとか。私もボルダリングをやっているので、こういった物件はちょっと目を引きますね。また若者には、交流の場となり、いい刺激になるのではないかと思います。

交流スペースが地域のつながりを

交流スペースに特徴的なオプションを設けることで入居者が増えるだけでなく、地域のコミュニケーションも同時に図れる。隣人との交流が少なくなってきている昨今では、こういった取り組みからコミュニケーションの場を設けるのもありなのかもしれませんね。

借り手が少なくなってきた賃貸を手掛ける

借り手の少なくなってきた賃貸住宅などは、リノベーションで復活させることが可能だと感じました。根上建築では、リフォーム・リノベーション工事を請け負っております。どんな特徴のある賃貸住宅を作っていきたいかご相談いただければ幸いです。

以下抜粋記事です

中古物件の空き家増加が社会問題化する中、中古物件に新たな特色を加えた単身者向け賃貸物件が浜松市内に相次いで登場し、注目されている。“大人の秘密基地”をうたうシェアハウスや改築自由のワンルームなど、これまで部屋選びで重視されてきた新しさや間取りとは一線を画した価値観が売りになっている。

JR浜松駅から約800mの徒歩圏内にある12階建てワンルームマンション「DIYアパートメント」(中区北寺島町)は自由なDIY(日曜大工)が売り。所有者の許可を得れば、自らの手で好みの住まいに改装できる。本格的な工具がそろう共同の作業部屋もあり、ホームセンターとも提携。初心者がDIYを満喫できる環境を整えた。

それを実証する試みで女子大学生8人が改装したモデルルームは、収納をカウンターテーブルに変え、天井板を外して天井を高くするなど部屋の印象は一変した。企画提案のデザイン事務所「アンドアーキテクツ」の竹本博代表(33)は「自ら手を加えることで、賃貸でも住まいに愛着が生まれるはず」と長期契約者の増加を見込む。

遠州鉄道沿線の住宅街にある店舗併設型シェアハウス「365BASE」(中区曳馬)は築21年の社員寮を社会人向けに改装した。入居者の居室は、広さ約19㎡。設備は人気の低いトイレ一体型のユニットバスのまま。コストの大半を共有スペースに割いた。ボルダリングができる壁や、ハンモックやカヌーのあるラウンジは「アウトドア好きの大人の秘密基地」の雰囲気で、入居者の交流が盛んに行われている。調理器具が充実したキッチンなども好評で、まもなく全41戸が埋まる勢いだ。
この物件を所有する不動産会社「スズヒロ」の古橋稔啓社長(40)は「どんなにいい部屋でも帰って寝るだけだった。『コミュニティー』を生む空間が社会人に受け入れられた」とみる。

静岡 2016年03月16日夕刊