前回に引き続き、根上建築が実際に手掛けたリフォームの施工事例として、バリアフリーを重視しながら、住まいの性能を大幅に向上させた豊橋市「東幸の家」をご紹介します。

室内の湿気に長年お困りであったお施主様。今回のリフォームでは、床の張り替えの際、基礎部分に防湿コンクリートを施して、地面からの湿気の上昇を抑制。さらに室内には、調湿作用のある天然の木材や自然素材の漆喰を採用。

また機械によって給気と排気を強制的に行なう第一種換気方式の設備の導入も。窓を開けたり閉めたりすることもなく、室内の空気の入れ替えが可能になりました。

防湿コンクリートや木材、漆喰の調湿作用、換気システムの導入などにより、湿気による結露やカビの発生を防ぎ、いつでも快適な空気環境を実現。

さらに窓のサッシを新しいものに交換したり、二重サッシに変更したりすることで、気密性も向上。断熱材も新しいものに入れ替えて、断熱性もアップし、住まい全体の性能を格段に高めました。

照明は全て省エネルギーのLEDに変更。天井にそのまま取り付けるシーリングライトや、埋め込み式のダウンライトを採用し、より高さと広さを感じられるスッキリとした空間に仕上がっているのも特徴です。

国土交通省による住宅の新築やリフォームに関するポイント制度も利用。このような制度を使うことで、追加工事のコスト削減や対象商品との交換といったメリットも。

次回は、玄関や和室、手すりを設置してバリアフリー対応となったお風呂やトイレなど、さらに詳しく豊橋市「東幸の家」のリフォームをお伝えしていきます。