根上建築では、無垢の木材を多く採用して家づくりに取り組んでいます。そして、温もりのある自然の素材をより長く使用できるよう、「塗料」についてもこだわっています。今回は、根上建築が使っている自然塗料についてご紹介します。

・オスモカラー

ひまわり油、大豆油、アザミ油の自然の植物油とカルナバワックス、カンデリラワックスといった植物ワックスからつくられたドイツ生まれの自然塗料。食品と同じレベルの高い安全性があります。また浸透性塗料なので、木の呼吸を妨げず、木が持つ調湿作用もそのまま。人にも木にも優しい自然塗料です。

・いろは

日本の風土や気候に合った日本生まれの自然塗料。桐油や亜麻仁油(あまにゆ)、天然樹脂のロジン(松脂)、蜜ろうを原料とした安全・安心の浸透型の木材保護塗料です。耐候性に優れた微粒子天然顔料のベンガラも配合され、気温の変化や紫外線にも強いのが特徴。また撥水性が良く、汚れも付きにくいのもポイントです。

・ウッドロングエコ

北欧のきこりたちの間で伝承され後にカナダを中心に広まった環境に優しい木材保護塗料。植物やハーブ、鉱物等の天然物をベースにしています。着色塗料ではないので、木の種類によって違った色合いに仕上がります。一般的に、杉などは暗褐色系に、ヒノキやベイマツは灰色から薄緑系になります。

木との相性が良いものなので、それぞれ場所や用途に合わせて利用しています。木の質感や肌触りを崩すことなく保護ができる自然塗料。環境にも人にも優しいので、安心ですね。