駐車場設計の注意点

いざ家を建てた後に、カーポートが欲しくなって取り付けるご家庭が多いかと思います。特に建売などの場合、家だけ先にできていて、カーポートは後から施工しますよね。
今日は、このカーポートなど駐車場廻りの注意点を少し上げてみたいと思います。

設計段階からカーポートを視野に

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建売や中古住宅の場合を除いて、住宅を一から設計する場合には、最初からカーポートまでを視野に入れた設計をお勧めします。
というのは、建物を建て終わった後からカーポートを取り付けようとしたとき、カーポートの屋根がリビングの窓をふさいでしまったり、風を通さなくしてしまったりといろいろと不具合があります。

これらを解消するためには、住宅の基礎の高さや床の高さを上げ、カーポートの屋根が邪魔にならない高さにしたり、駐車場の位置を念入りに計画したりする必要があります。

駐輪場は広めに

意外と軽視されるのが自転車置き場。車の上には屋根があるのに、自転車置き場には屋根をつけないままの家庭がおおいです。これはカーポートが車専用のサイズでしか設計されておらず自転車のスペースまで視野に入れていないためです。
お子さんが多い家庭では自転車の数も多くなります。特に子供は成長とともに新しい自転車に変えなければなりません。駐輪スペースはやや広めに確保しておくのがよいでしょう。

玄関までのアプローチ

駐車場から玄関までの間、傘をさせるスペースがあれば問題ないでしょう。しかし、駐車場をキツキツに設計してしまうと、車から降りてから傘がさせなかったりします。

傘をささなくても良いような屋根があれば良いのですが、無い場合には雨の日のことも考えて駐車場を設計しましょう。