家具や建具などで使用されることが多い「メラミン化粧板」一般の方にはあまり聞き慣れない素材かもしれませんが、建築現場では家具でよくお世話になる素材です。
特にキッチンでは、多くのメーカーがメラミン化粧板を使用されているのではないでしょうか?

家具の素材と種類

家具に使用する素材は主に3つ。最近ではもっと別の素材も使用されるようになりましたが、概ね3つです。
1つめは、ポリ合板。
ポリ合板は、キズに弱く衝撃などで割れやすいので、外部ではなく家具の内部仕上げに使用されることが多い素材です。下駄箱の内部や食器棚の内部、引き出しの内部などに使用されます。また価格を抑えた建具なんかにも昔はよく使用していました。
2つめはメラミン化粧板。
ポリ合板よりもキズや衝撃に強く、テーブルの天板や家具の外部、扉、建具なんかにも使用します。最近の物はより強化された物が出回っていますので、内壁のちょっとした化粧なんかにも使用します。
3つめは天然素材。
主に無垢の木材やセメント素地、鋼材クリア塗装などがそれにあたります。キッチンではオールステンレスなんてのもありますよね。

そんなメラミン化粧板ですが、今までは木口(角の部分)の処理がいまいちで、縁に素材の切れ端が見えていました。
そこでアイカ工業からこのたび発売されたのが、木口まで綺麗な「エミューロ扉」。
まだ詳しくは業者から伺っていませんが、商品名に扉とあるので、扉での使用限定なのかな?と思っております。

違いが分かりますでしょうか?
木口まで同系色で仕上げられており、ワンランク上の上質感が得られる素材になっていますよね!
ということで、これまで以上に仕上がりがよくなる商品がでてきたというお知らせなのですが、その分価格もどんどん上がっていくという・・・嬉しいような悲しいような、そんな記事でした。