以前には、お庭の植栽として、アジサイをご紹介しました。今回は、同じユキノシタ科の落葉低木であるノリウツギについて、お伝えします。

ノリウツギの開花の時期は、アジサイよりも遅く、花の少ない夏には、ありがたい樹種です。アジサイと同様に、丸い半球状で花のように見えているのは、実際には花の外側にあるガクの部分が集まったもの。そのため“装飾花”と呼ばれます。

7月頃に開花して、白色、薄い緑色、ピンク色と、秋までに色の変化をゆっくりと楽しめるのも魅力となっています。またドライフラワーにして、お部屋などに飾るのも良いかもしれません。

高さは3メートルにも及ぶものもあります。葉の長さは10センチメートルで、楕円形や卵形で、まわりはノコギリのようなギザギザになっています。湿度を保った環境を好むので、極度の乾燥には注意が必要です。

ちなみに、漢字では“糊空木”と表記されます。名称に糊という文字が使われているのは、紙をつくる際に樹皮の粘液から、糊を取ったことに由来します。同じ理由で、別名“ノリノキ”と呼ばれることも。

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