根上建築では、“1974年に創業の工務店の技術力”“設計事務所の空間デザイン・設計力”“外構エクステリアも含めた総合力”の三つを基本コンセプトとして、皆さんの家づくりや店舗づくりのお手伝いをしています。

今回はこの三つの基本コンセプトの内、最初の二つを東小池町にあるカフェを併設した貸しホール「汽水域」様を例にして、ご紹介いたします。

“1974年に創業の工務店の技術力”
「汽水域」様では、お施主様のご要望にお応えして、5.4メートル四方の本格的な能舞台を設置しました。伝統的なヒノキづくりの能舞台に加えて、客席部分の床もヒノキを採用し、天井はスギ、内壁には自然素材の塗り壁材・漆喰で仕上げてあります。文化を継承し発信する場所となりますので、根上建築がこれまでに培ってきた経験と技術を注ぎ込ませていただきました。

“設計事務所の空間デザイン・設計力”
本格的な能舞台が設置されているという事で内観は、和の空間となっています。外観に関しては、現代の町並みに調和しやすいように、内壁と同様に外壁には漆喰を採用しながら、直線が引き立つスタイリッシュなデザインに。ホール側は傾斜のある片流れ屋根、カフェ側はフラットな陸屋根で、まとめてあります。

特にデザインに関しては、第33回(令和2年度)の都市デザイン文化賞を受賞という機会にも恵まれました。第三者からの客観的で公的なご評価をいただくことができ、とても光栄に思っています。誠にありがとうございます。

今回はここまでですが、次回は“外構エクステリアも含めた総合力”についても詳しくお伝えしていきます。