防蟻処理について考える

2014-218-1

先日防蟻処理について調べていましたら面白い記事を見つけましたのでご紹介します。
防蟻処理について、建物を建てるときに防蟻処理をしておけばずっと安全だと思っている方も多いかと思いますが、実は防蟻処理の効果は5年もすればなくなってしまうのです。一昔前はシックハウスなどという言葉もなく、ただただ虫に強い毒素を持った有機塩素系の薬剤が使用されていました。のちに有機リン系の薬剤に変わり、またそれもクロルピリホスの含有によってシックハウスの原因になりうるということで非有機リン系で蒸発値の低い「ネオニコチノイド系」へと変わってきたようです。F☆☆☆☆という基準値を設け、人体に影響の少ない(絶対ない、というわけではない。)ものを使用するようにと国の方針で決まり、現在にいたります。このように防蟻剤は進化を遂げ、より効果的で人体に優しいものへと切り替わってきましたが、木材を輸入するようになって次の問題が生まれてきたのです。

白アリの種類と問題点

元来日本にいたシロアリは、「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」です。主に湿った木材を好んで住処とし、日本家屋を次々蝕んでいました。そこへ木材の輸入とともに外来種の白アリが参入してきました。「アメリカカンザイシロアリ」です。彼らは湿度を必要としないようで、木材が乾燥していてもしていなくても関係なく生息し続けるそうです。つまり、防蟻処理の効果が切れた5年以降の土台や柱は、湿っていてもいなくてもシロアリの被害対象となりうるということを意味します。

定期防蟻対策を講じなければならなくなった現代

まるで防蟻処理業者の押し売り業者のような謳い文句ですが、家屋を守っていく上では仕方のないことのようです。たとえアメリカカンザイシロアリがいなかったとしても、5年を超えた建物ではシロアリ被害が100%発生しないとは言えないのです。また5年を超えていなくても100%の保証なんてどこにもありません。それは台風の被害が絶対無い!と言えないように自然の猛威は誰にも食い止めることができないからです。しかしシロアリに関しては、ある程度未然に防ぐことができるもの、専門家は次のように述べています。

数年毎の土壌薬剤処理

「シロアリの被害を最小限に食い止めるために、木材の防蟻処理のみではなく、数年毎の土壌薬剤処理を行うことが望ましい。」
数年ごとで本当によいのか?と言われれば、あなたの家がある立地条件や回りの雑木林などの有無によっても異なるわけですが、少なくとも何十年も放置しておいてはまずいかも!ということです。昨今ではホームセンターなどが身近にたくさんでき、防蟻関連の農薬などが手軽に手に入るようになりました。業者に依頼するのがもっとも効果的ではありますが、まずはご自身の力で対策を講じてみるのもよいかと思います。

豊橋市・豊川市近郊の防蟻処理

ご近所に防蟻処理業者が見当たらない場合などは、根上建築にお気軽にご相談ください。防蟻処理業者単体で営業されている方は、悪徳業者である可能性が大変高いです。偽の画像を見せてあたかも被害があるかのように装ったり、わざとシロアリを放つ業者も都心部ではあるようです。
根上建築では信頼できる防蟻処理業者のご紹介をはじめ、あなたの家の不具合などのご相談もお受けいたします。無料相談もやっておりますのでお気軽にお問い合わせください。