前回に引き続き、実際に根上建築で店舗を建てられた「文化サロン・汽水域」のオーナー・伊藤秀子様のインタビューをお届けします。

Q.根上建築との出会いは、どのような形でしたか?
A.店舗づくりを計画し始めて、豊橋もですが、名古屋や浜松などにも、ホールや小劇場の見学に行きました。また同時に、さまざまな建築会社や設計事務所なども見て回りました。根上建築さんとの出会いは、知人が根上建築さんでご自宅を建てられていて、その繋がりからのご紹介でした。

Q.根上建築での店舗づくりの決め手は何ですか?
A.ホールには、ヒノキを使った本格的な能舞台を設置する予定でしたので、天然の木材を使って家づくりをしている根上建築さんに共感を覚えました。根上建築さんの木の使い方の雰囲気も好きでしたし、知人からの評判も良く、地元の建築会社さんでもあるので、一番丁寧な対応をしてくれそうだと思ったので、店舗づくりをお願いしました。

Q.こだわりについて教えてください。
A.一番のこだわりは、東京にある国立能楽堂を手本とした能舞台です。床下には、伝統的な能舞台と同じように、音響効果に関連もあると言われる陶器の瓷(かめ)も5つほど置いてあります。また、より広さを感じられるように、ホールの天井を高くしてもらいました。

Q.お気に入りの場所やポイントをお聞かせください。
A.こだわりの質問の回答と同じになってしまいますが、一番はヒノキの能舞台になります。

お庭を含めた外観のデザインもお気に入りです。ウッドデッキやスロープも、ありがたいですね。また当初予定にはなかった事務所も設置してもらったのですが、こちらもお気に入りで、とても便利です。

次回はさらにオープン後についてのお話や店舗づくりを検討している方へのアドバイスもお届けしたいと思います。