根上建築で実際に店舗を建てられたオーナー様の声をお届けします。今回は、豊橋市東小池町のカフェを併設した能舞台のある貸しホール「文化サロン・汽水域」のオーナー・伊藤秀子様のインタビューをご紹介します。

ちなみに伊藤様は、地域の伝統芸能や文化活動の振興や発展を目的としたNPO法人・三河三座の理事長でもあります。どのような思いや考えを持って「文化サロン・汽水域」を建てられたのかも、質問させていただいています。じっくりとお読みいただけたら幸いです。

Q.店舗づくりのきっかけを教えてください。
A.もともと、この場所には生家があり、私の育った場所でもあります。母が亡くなってからは、空き家でしたが地元の劇団の方々の稽古場として利用していただいたり、お食事会などの時に使ったりしていました。ただ築60年ほどにもなり、老朽化で取り壊すことになりました。

撤去した後に、何もない駐車場などにするのは、本意ではなかったので、もっと活用できるような場所、多くの人が交流できる場所、文化の発信ができる場所にしたいと思って、カフェを併設した本格的な能舞台のあるホールの建設を計画しました。

Q.カフェの併設も当初からでしょうか?
A.はい、皆さんがリラックスして、くつろげる場所も必要だと思っていたので、最初からカフェの併設も計画していました。丁度、お店を持ちたいと考えていた、現在お店を切り盛りしていただいている小菅さんとも、以前からお付き合いがありましたので。

今回は、ここまでですが次回はさらに根上建築との出会いや、こだわりなどについても、お届けしていきます。どうぞお楽しみに。