住宅は建てて終わりではありません。定期的にお手入れをして、安心して快適な暮らしができる状態を維持することが大切です。今回は、快適な暮らしを続けていくための知っておきたいチェックポイントをお伝えします。

・住宅の維持や管理の重要性
気密性や断熱性、耐震性など性能の高い住宅であっても、より長く快適な暮らしを実現するためには、メンテナンスが必要になります。また万が一、住宅を売却しなければならなくなった時に、適切な維持や管理、情報の整理ができていないと、資産としての価値が低下してしまう恐れもあります。

・住宅履歴情報の管理
図面や契約書、写真など住宅に関するさまざまな情報のことを住宅履歴情報と言います。この情報があるかないかで、メンテナンス時に必要な時間や費用が変わってきます。最近では、ご自身の住宅履歴情報をネット上で確認できるようにしている住宅会社がほとんどです。大切な情報をいつでもどこでも見ることができるので安心です。

・長期の修繕計画の作成
今後、何十年と暮らしていく住宅。そのためには定期的に状況を確認して必要な補修や交換などが必要となります。住宅によって使用している部材が異なるので、メンテナンスのタイミングや費用もさまざま。本当に安心して暮らしていくためには、住み始める前に長期的な修繕計画の作成が大切です。

・定期点検の実施
定期点検のタイミングは住宅会社によってさまざまですが、最初の10年以内は最低3回以上、10年目以降も数年に1度の定期的な点検が必要です。また定期点検は第三者機関に行なってもらうことが大切です。客観的に住宅に問題がないか確認することで、安心した暮らしが実現できます。

今回はここまでですが、引き続き次回も安心な暮らしを継続するためのチェックポイントをご紹介します。