根上建築の施工事例として、前回(http://negamikentiku.co.jp/archives/newblog/2073.html)に引き続き、今回も片流れ屋根のモダンな「瀬木の家」をご紹介いたします。
前回は、お施主様と根上建築の出会いから家づくりの経緯をお伝えしました。
今回は、間取りや設計のポイントをお話いたします。

南北に細長い敷地に合わせて、長い屋根が特徴の「瀬木の家」。
奥に行くほど、高さを増して、2階の部屋へと登るように設計してあります。デザインだけではなく、実用性も重視した設計です。

ご両親が住み慣れた平屋の間取りを可能な限り変更せずに、そしてお仕事をされている奥様の家事の負担を軽減するよう、上下階の動線をなるべく短くした中2階の家をご提案しました。

緩やかな階段を登ると中2階に12畳もの広さのある子供部屋を。
その階下にはご両親の部屋と奥様の寝室があります。
奥様がお子さんたちを呼びに行く動線がスムーズになるよう工夫しました。

吹き抜けのLDKは、天井も床も無垢の木をふんだんに使ったナチュラル空間。
床はカバザクラ、柱はヒノキ、天井には地元三河産のスギを贅沢に使っています。

また自然素材の断熱材「セルロースファイバー」とペアガラスの相乗効果により、気密性・断熱性も抜群で、機能性にも優れた住宅に仕上がっています。

他にも小上がりの和室やウォークインクローゼットなどの見所がありますが、次の機会に詳しくお伝えいたします。どうぞお楽しみに。