今回から根上建築が実際に手掛けてきた住宅をご紹介していきたいと思います。初めてご紹介するのは、自然素材をふんだんに使った豊橋市にある「東岩田の家」です。

もともと根上建築の代表取締役の根上卓也と高校の同級生という間柄のお施主様。以前までは、寒くて湿気の多い借家に住まれていたこともあり、新築住宅を建てるなら断熱性能が高く、飽きの来ないデザインが良いとのご希望でした。

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外壁は、奥三河産の杉板を張り、その熱伝導率の低さを活かし断熱効果を高めています。この外壁の無垢の杉板は、代表取締役の根上が一人で、一枚一枚、丁寧に貼り付けていったというエピソードも。

外壁の色にこだわりを持たれていた奥様のご希望を反映し、自然の植物油と植物ワックスをベースにした自然塗料のオスモカラーで、明るい色のオレンジにしました。

屋根には防サビ作用と長期耐久性のあるガルバリウム剛板を採用。軽量で住宅への負担が少ないのもポイントです。

内観等の続きは、次回へと続きます。

【東岩田の家】
敷地面積:264.59平方メートル(80.18坪)
延床面積:105.99平方メートル(32.00坪)
工期:5カ月