少し古い記事になりますが、「野村不動産、マンション販売にメタバース活用」というものです。
まずは記事の抜粋を。

野村不動産は建設中の分譲マンション「プラウドタワー相模大野クロス」(相模原市)の販売にメタバースを活用する。仮想空間上に小田急線相模大野駅からマンションまでの街並みを再現。利用者がアバターとなって仮想空間に入り、物件や街の情報収集ができるようにした。

日経 2024年02月20日朝刊

メタバースとは

メタバースをあまりご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明しますとバーチャルの仮想空間のことを指します。
その仮想空間が、実際の世界のように唯一無二を有し、資産価値を得たことで世界的に普及していった背景があります。
ゲームの世界のように、VRで現実味を帯びた体験ができるというと分かりやすいでしょうか?
多くの方には、そこになんの価値があるのかとお思いかと思いますが、実は意外と価値がありそうだなっていう世の中の流れになりつつあるようなんです。

メタバースの利用価値とは

メタバースでは、コロナ禍のように外出できない、体調の不調で外では行動できない、天気の影響で開催できない催しなどの環境を覆す可能性を秘めています。
具体的にミュージシャンのコンサートがあったとします。会場に行くためには旅費や時間といった負担が発生します。国内ならばまだ軽いものですが、海外のコンサートとなると話は違ってきます。
これがメタバースならば、家に居ながらにしてコンサートに参加することができるんです。

また、今回の野村不動産のようにマンションの内装や広さ、生活導線などもVRを通じで疑似体験が可能になります。
メタバース自体にはなんの生産性もないかもしれないわけですが、体験という価値を利用して次のステージへと誘導させる役割が期待されているわけです。

大手企業はちゃくちゃくとメタバースの進出をしているわけですが、我々中小企業も当たり前のように進出していく時代がくるのかもしれないですね。