ぐんぐん下がる太陽光発電買い取り価格。
来年度の大筋の買い取り価格が見えてきました。
おおよそ毎年1円~2円下がってきていますが、家庭用では1円下がる見通しです。
以下ニュースの記事から抜粋でお届け。

経済産業省は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)で、事業用の太陽光発電の2023年度の買い取り価格を1kW時あたり9.5円にする方針だ。22年度の10円から0.5円引き下げ、初めて10円を切る。買い取り価格を引き下げ、価格競争力をつけるよう促す。
28日に調達価格等算定委員会を開いた。23年度の再生エネについて電源別の買い取り価格の案を示し大筋で了承された。3月末までに正式に決める。FITに認定された発電所の電気は電力会社が主に20年間、固定価格で買い取る仕組みだ。
事業用太陽光の23年度の買い取り価格は出力50kW以上250kW未満で1kW時あたり9.5円とした。22年度から0.5円引き下げる。10kW以上50kW未満は22年度から1円下げて10円。10kW未満の住宅用は1円下げて16円とする。
50kW以上250kW未満で10円を下回るのは初めて。FIT制度を導入した12年度は40円だった。
22年度は250kW以上1,000kW未満の太陽光であれば、安い価格で発電する事業者から順番に買い入れる入札で買い取り価格を決める。

日経 2022年01月29日朝刊

事業用の太陽光発電は50kw~250kw枠になってきますので、10円→9.5円へと引き下げ。
家庭用はおおよそ5kw程度なので「10kw未満」の枠となり、17円 → 16円 と1円引き下げになるようです。

年々下がっていきますので、太陽光発電のメリットはほぼほぼ見えなくなってきました。
後は業者側の設置費用やランニングコスト、効率の引き上げによる別のメリットを見いだしていく事になるかと思います。
ただ、数年後には新築住宅建設時、太陽光発電設置義務が法律で追加される可能性がでてきていますので、その頃までに何かしらのメリットが見えてくることを願います。