近年、家を建てる際に、人気となっているのが平屋建ての住宅です。それでは、もしも住まいの広さが同じであれば、平屋建てと2階建てとは、どのような違いがあるのでしょうか?今回は、その辺りも踏まえて、平屋建てと2階建ての違いについて、ご紹介いたします。

先程、住まいの広さ、といった表現をしましたが、実際に使われる言葉としては“延べ床面積”です。延べ床面積とは、住まい全体のお部屋の床の広さを足したもの。平面的な広さのことです。

同じ延べ床面積の平屋建てと2階建ての住宅を比較した場合、平屋建ての方が基礎の部分が広くなり、その工事や部材のための費用が多く掛かります。全体的なコストとしては、約20~25%アップするような形です。

また、2階建てに比べて、土地の広さも必要になります。そのため、土地の購入費用にも関連してきます。一つの基準としては、土地の価格の安い郊外では平屋建て、土地の価格が高い市街地では2階建て、といった選択がオススメです。

住宅などの多い市街地で平屋建てにしてしまうと、周囲の土地との余裕がなく、日当たりや風の通りが悪くなってしまう場合もあります。まわりの環境にも注意が必要です。

今回はここまでですが、次回も引き続き、平屋建てと2階建ての住宅の違いについて、土地の形状や各種の性能などにも触れながら、詳しくお伝えしていきます。