宅地開発助成 県、基準満たせば最大1,000万円(静岡県)
2015.03.06
静岡県は2015年度から、広くてゆとりのある住宅地の整備に最大1,000万助成するそうです。内容は以下
広くてゆとり 宅地開発助成 県、基準満たせば最大1,000万円 定住や移住促す
静岡県は2015年度から、広くてゆとりのある住宅地の整備に乗り出す。庭などを含めた面積が延べ床面積の2倍以上などであることを条件に助成制度を設ける。対象となるような住宅地には認定制度も設け、島田市の住宅地を第1号として認定した。魅力ある住宅地を整備して定住や移住を促し、人口減対策にもつなげる。 防災と経済成長の両立を目指す「内陸フロンティア」事業の推進区域として県が認定した地域(政令市を除く)の宅地開発に助成する。6戸以上の住宅地開発で、県が「豊かな暮らし空間」として認定することなども要件。1,000万円を上限に市町が補助する額の2分の1を補助する。 県が認定する「豊かな暮らし空間」は 1・1戸当たりの延べ床面積や庭、住民が共同利用できる公園などの面積の合計が延べ床面積の2倍以上 2・建物の壁面が道路境界線から5m以上離れている 3・庭の緑化--などが基準となる。 県がすでに認定している内陸フロンティア推進区域では、三島市、沼津市、小山町で住宅地を整備する計画がある。小山町では町内の建設会社が15年度に16区画を販売する予定。1区画当たり平均で約200㎡の広さがあり、県が整備する工業団地から近い「職住近接」の住宅を売り物にする。同町では別の地区でも開発計画があり、さらに広い区画が検討されている。同町は「町内に人を呼び込む契機としたい」という。 沼津市では民間企業がスマートインターチェンジ(IC)の設置が予定されている東名高速愛鷹パーキングエリア近くで、農園などが一体となった住宅地(約9.8ha)を整備する計画。約120戸の住宅を17年度から分譲を始める予定。 県が「豊かな暮らし空間」の第1号として認定したのは大河原建設(島田市)が島田市に整備している住宅団地(22区画)。5月完成の予定で、1区画当たり平均で174㎡の広さがある。 住民が管理運営する共同菜園やバーベキューができるテラスなどが設置され、電柱を宅地の外側に置いて住宅地の中に電線のない景観を造る。同社は学識者の協力を得て、住宅地の計画や維持管理の仕組みを決めた。
日経 2015年03月05日朝刊
我々一般にとっては、土地が整備されることはありがたいですね。でもどちらかというと、整備に助成するよりも、そこへ移住する方々に助成してほしい気もします。
助成の基準
延床+庭+住民が共同利用できる公園などの合計面積≧延床面積の2倍 |
建物の壁面が道路境界線から5メートル以上、隣地境界線から1メートル以上離れている |
庭の緑化 |
建物の高さが10メートル以下 |
道路や隣地との境界は1.2メートル以下の柵や生垣 |
などです。
自然派志向の若者にはもってこい?
この基準を満たした土地であれば、庭がかなり広い土地であることは間違いありません。家庭菜園やゆったりとした時の流れを感じながら過ごしたい方にはもってこいの土地となるでしょう。