9月に田原市K様邸で、上棟式(じょうとうしき)が行なわれました。
今回はその時の模様をお伝えいたします。

上棟式は、棟上(むねあ)げ式、建前とも呼ばれる建築の儀式のひとつ。これまでの工事が無事に終了したことに感謝し、また新築の家に災難がないように神様にお祈りする儀式です。一般的に新築の家の土台が出来上がり、柱、梁(はり)、桁(けた)などの骨組みが完成し、最頂部の構造材・棟木(むなぎ)を取り付けた際に行われます。

今回は2階の床部分に祭壇をつくり、木や竹に白色の紙などを挟んだ幣串(へいぐし)を立てました。

祭壇には、神様へのお供え物として、お酒や野菜、果物、塩、米などを並べます。
全ての準備が整えて、棟梁の根上とお施主様ご夫婦で、儀式を執り行います。

二礼二拍手一礼の後、祝詞を読み上げ、建物の四隅を順に米と塩を撒いていきます。また同時にお酒も捧げていきます。再び、中央の祭壇へと戻り、祝詞を読み上げ、儀式が終わります。

その後、上棟式に集まって頂いた沢山のご近所の方やご友人へと餅撒きに入ります。



最近では、徐々に見られなくなってきている餅撒きの模様は、次回に詳しくお伝えしいたします。