塗り壁材の漆喰:カビやウイルスの抑止効果も

漆喰(しっくい)は、消石灰に繊維質の藁(わら)や麻糸などと、糊となるフノリやツノマタなどの海藻を加えて、水で混ぜたものです。消石灰を主成分とした塗り壁材は世界各国にもありますが、漆喰は日本特有の工法になります。

その素材から漆喰は非常に細かい穴のある多孔質構造で、湿気を吸収したり放出したりする調湿作用があります。多孔質構造によって、断熱性や保温性にも優れています。その他に、火に強く耐久性があるというポイントも。

また、カビといった細菌や各種のウイルスといった病原体に関する抑止効果も発揮します。漆喰の主成分である消石灰というのは、水酸化カルシウムのことで、化学式ではCa(OH)2です。水酸化カルシウムは、水に溶けると強いアルカリ性を示します。

強いアルカリ性のため、細菌や病原体を不活性化して、抑止する効果があります。実際に養鶏場をはじめとする畜産業界では、鳥インフルエンザなどの消毒作業に、消石灰が使われています。

根上建築で採用している漆喰には、植物プランクトンの一種である珪藻(けいそう)が海底や湖底などで化石化した珪藻土や火山岩から抽出される天然沸石もブレンドされています。

さまざまな効果を高める自然素材をふんだんに使っているので、体に優しく快適で健康的な生活を実現すること可能です。

【参考リンク】
「消石灰の鳥インフルエンザウイルスに対する消毒効果の検討」島根県家畜病性鑑定室
https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/seisan/kachikueisei/kantei/siken_kenkyuu.data/19sekkai-aiv.pdf?site=sp
「高病原性鳥インフルエンザの発生を防止するために」社団法人全国家畜畜産物衛生指導協会
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/hpai_booklet.pdf

2020.03.07