シロアリの駆除と防蟻処理

防蟻処理の保証期間について

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シロアリの防除にはいろいろと細かい取り決めがあり、日本しろあり対策協会では以下のように指導育成を行っています。

 公益社団法人 日本しろあり対策協会(以下、白対協(はくたいきょう))では、シロアリ防除のために「登録施工業者会員制度」、「防除薬剤等認定制度」、「標準仕様書」、「安全管理基準」、「しろあり防除施工士制度」ならびに「蟻害・腐朽検査員制度」を定め、消費者から信頼される防除施工を行うよう、関係官庁の協力を得てシロアリ防除業界の指導育成を行っています 。

そして、シロアリ防除施工の保証期間につきましても5年間と定めていて、実は防蟻剤の効果10年保証は認めてはいないのですね。

防蟻処理剤の種類

防蟻処理剤は土壌用と木部用に分かれているそうです。
防蟻成分は20種類、防腐成分は9種類あります。
各成分ごとに特徴があり、どれが一番良いということはないそうで、用途や工法などによって使い分けを行っていくそうです。
また、昨今では布基礎からべた基礎へ移行しつつありますので、この辺りからも防蟻処理剤の塗布時期を考慮しなければなりません。アルカリ性寄りのコンクリート打設後すぐに防蟻処理をしてしまうと、その性質により効果の面で十分とは言えないようです。

成分別

※忌避性(きひせい):シロアリが近寄らない、薬剤に対して逃げていくことを言います。

合成ピレスロイド系

忌避性が強く高度な散布技術を要します。魚毒性が高く厳重な注意が必要。職人向けの防蟻成分。


ネオニコチノイド系

人や家畜に対する安全性は高いが、シロアリ以外の虫にも作用するので、散布量の調整が必要。忌避性はあまり無く熟練度を問わないので扱い易いです。


非エステルピレスロイド系

安全性が高く、合成ピレスロイド剤と同様に忌避性を有すため散布技術を要します。


フェニルピラゾール系

忌避性はほとんどないですが、施工時に経口・吸入暴露しないよう注意が必要。


フェニルピロール系

忌避性はほとんどないですが、丁寧な施工を要する職人向け成分です。


アントラニリックジアミド系

忌避性はほとんどなく、食毒作用が強いため丁寧な施工を要します。


2016.10.15